膀胱炎は、女性がなりやすい病気です。一度発症してしまうと、繰り返すことが多い病気なので、なったことのある人は再発しないように、その他の方は予防をしっかりとしておくことが大切です。膀胱炎の症状と治療ガイドでは、膀胱炎の原因や症状、種類、治療、膀胱炎のよくある疑問についてなど、詳しく解説しています。もしかしてこれって膀胱炎?と思ったら、しっかりと治療することが大事です。膀胱炎の種類によって、処方される薬も違いますから、もしかして?と思ったらまず病院で受診してみるとよいでしょう。
クランベリーは、女性の繰り返す膀胱炎の予防として、注目されています。クランベリーとは、ブルーベリーに似た赤く小さくすっぱい実です。日本ではあまり有名ではなく、生の実が売っていることはまずありませんが、アメリカでは、古くから使われている果実です。クランベリーには、抗酸化作用や殺菌・抗菌作用があるといわれ、細菌感染により引き起こされる膀胱炎や尿路感染症の予防に効果があるとされています。
クランベリーには、アントシアニンやプロアントシアニジンというポリフェノールが、含まれています。ポリフェノールは果実に多く含まれており、その中でも、含有量が多いとされるのが、ブルーベリーですが、クランベリーはブルーベリーの約2.5倍ものポリフェノールを含んでいます。ポリフェノールは、活性酸素を減らし、抗酸化作用があります。
また、クランベリーは、強い殺菌作用と老廃物排出作用があるキナ酸という成分を含んでいます。キナ酸は、肝臓で代謝されると、酸性の馬尿酸という物質に変化し、尿を酸性に保ってくれます。クランベリーに含まれるポリフェノールやキナ酸によって、膀胱などの尿路や尿中の細菌の感染・増殖を防いだり、尿路に菌が付くのを予防してくれるといわれています。
日本でクランベリーを摂るには、ジュースやサプリメントがあります。また、クランベリーは、膀胱炎を予防するだけでなく、コレステロール値が上がるのを予防したり、シワやシミ対策も期待されています。さらに、ビタミンCも多く含んでおり、美白効果もあり、女性には、うれしい一品ではないでしょうか?ただし、膀胱炎の症状が出てきたときには、泌尿器科などを受診し、治療をしましょう。
神経因性膀胱とは、膀胱が正常に働くための、脳からの指令が、脳や脊髄、神経の異常によりうまく伝わらず、膀胱が正しく働くことのできないことで、膀胱炎とは、異なります。膀胱は、脳からの指令を受け、尿を溜めたり、排出したりします。脳からの指令は、脊髄、神経を伝って膀胱にいきます。膀胱に指令を出す脳や、指令を伝える働きをする神経が、病気や怪我をして、正常に伝達ができなくなり、膀胱や尿道が正確に働くことができず、排尿などの膀胱の働きがうまくできなくなった状態を神経因性膀胱といいます。
神経因性膀胱の原因は、いろいろな病気や怪我によって引き起こされます。脊髄損傷や脳卒中、脳梗塞などで、下半身麻痺や右半身麻痺、左半身麻痺になると、神経因性膀胱になることが、高い確率であります。他にも、痴呆やパーキンソン病、髄膜炎、腰椎椎間板ヘルニア、脊髄小脳変性症などがあげられます。
神経因性膀胱の症状は、頻尿や尿失禁、尿が出にくい、膀胱の中に尿はあるが、うまく出せないなどがあります。また、神経因性膀胱になると、排尿機能だけでなく、排便や性機能にも支障をきたします。そのため、排便がうまくできなかったり、性機能障害が出ることもあります。
神経因性膀胱の治療は、原因となる疾患の治療をおこないます。膀胱機能に対して薬での治療を行うところもあります。排尿を誘発させるために、下腹部の適当な部分をたたいて、刺激します。効果がない場合は、患者自身が、カテーテルという管を挿入し、1日数回定期的に尿を出す間欠自己導尿法をおこないます。神経因性膀胱の尿失禁や頻尿などの症状は、他の病気にも見られる症状です。疑わしい症状が出てきたら、早めに泌尿器科を受診し、正しい対処をするようにしましょう。
膀胱炎は、女性になりやすく、思春期である10代後半から老年期の、妊娠ができる幅広い年代で発症しやすくなります。その中でも、20代前後の性行為の多い時期になりやすいといわれます。性行為を頻繁に繰り返す時期であるのに、不潔な状態で性行為をするなど、行為の前後の対処の方法が悪く、膀胱炎になってしまうことが多いからです。昔は、ハネムーン膀胱炎と言われ、結婚をして最初の性行為の後に、膀胱炎になることが多かったそうです。
また、20~30代は、妊娠や出産を経験する年代でもあり、そのため、膀胱炎になる頻度は高くなります。妊娠した場合、胎児の成長とともにお腹が大きくなります。お腹が大きくなると、膀胱が圧迫され、通常より尿の貯蓄量が少なくなり、頻尿になります。また、膀胱が圧迫されることにより、膀胱内の尿を空にしにくくなるため、膀胱炎を起こしやすくなります。20~30代の男性の場合、性感染症や前立腺の炎症が多く見られます。男性の場合、単独で膀胱炎になることはほとんどなく、前立腺炎から感染する膀胱炎や他の基礎疾患があるために膀胱炎になります。
高齢になってくると、身体の免疫は低くなり、病気になりやすくなります。よって、男性も女性も基礎疾患のある膀胱炎を起こしやすくなります。また、寝たきりや痴呆症などにより、オムツを使用するようになったり、尿失禁をしている場合は、細菌が増殖・感染しやすくなりますので、膀胱炎にならないように、注意が必要です。
