間質性膀胱炎とは、慢性膀胱炎の一種で、上皮と筋肉の間にある間質が慢性的に炎症を起こす膀胱炎です。女性に多い病気で、膀胱炎の中でも、症状が重く、非常につらい病気です。
間質性膀胱炎の症状は、頻尿や残尿感、排尿後の痛みや不快感など、細菌性の膀胱炎とよく似ています。急性単純性膀胱炎や慢性複雑性膀胱炎は、細菌感染が原因の膀胱炎のため、抗生物質や抗菌剤の処方で症状は改善されます。しかし、間質性膀胱炎は尿検査をすると、細菌は見られず、よって、抗生物質や抗菌剤を服用しても、効果はありません。だからといって、ストレスなどの精神的なものが原因というわけではなく、今のところ、はっきりとした原因は分かっていません。
間質性膀胱炎は、間質が炎症を起こし、膀胱の筋肉が萎縮してしまいます。そのため、膀胱が膨らまず、正常時の半分以下の量の尿しか溜めることができません。また、尿が膀胱に貯まってくると炎症があるため、痛みが出てきます。病院を受診すると、急性膀胱炎の症状があるので、抗生物質を処方されたり、尿検査では細菌が見られないので、精神的なものからくる膀胱炎と診断されることが多く、間質性膀胱炎と診断されるまで、長い時間がかかってしまうこともこの病気の特徴といえます。
間質性膀胱炎の症状は、急性膀胱炎と診断され、抗生物質を服用し続けても症状が改善されない、1日のトイレの回数が20~50回以上、尿が少しでも溜まると下腹部が痛むなどがあります。間質性膀胱炎の診断には、膀胱鏡で、膀胱の内部を診る必要があります。
膀胱炎には、細菌を殺すための抗生物質や抗菌剤などが使われます。早い人は薬を飲んでから1日、通常では2~3日くらいで痛みやトイレが近いといった症状は軽減されていきます。ただ、症状はよくなったとしても細菌が生き残っていることがありますので、膀胱炎の程度や年齢、持病などによっては3日から1週間ぐらいは薬の服用を続けるのが基本です。
それと同時に、膀胱炎の治療や予防にも非常に大切なのが日常生活の注意だといえるでしょう。次のような点に注意をするようにしましょう。まずは治療中は刺激物やアルコールは避けるようにします。アルコールや刺激物は、炎症を悪化させてしまいため、膀胱炎の治療中は避けたいものです。そして治療中は、セックスも避けるようにします。セックスは細菌感染の原因ともなるので、治療の間は避けるようにしましょう。
膀胱炎の人の場合は、排尿時の痛みが辛いので、ついつい水分の取り方を控えてしまいがちですよね。しかし、尿がたくさん膀胱にたまればたまるほど痛みもやわらいでいきます。水分を控えるほど痛みは強くなってしまうのです。また、普段から尿をたくさん出すようにすることは、菌を洗い流して膀胱炎を予防するためにも大切なことなのです。一日1.5リットルぐらいの水分を補給することを目安にしておきましょう。
