膀胱炎になった場合、泌尿器科を受診します。膀胱炎の診断には、尿検査が必要になります。近くの病院やかかりつけの病院に泌尿器科がない場合は、内科や婦人科などでも、診察はしてくれるようです。心配な場合は、病院に行った時に、窓口で症状を話し、適切な受診科を教えてもらいます。妊娠している場合は、薬の胎児への影響などがあり、使える薬の種類も限られてきます。妊娠してる時に、産婦人科以外で診察を受けると、薬を処方してくれないこともありますので、定期検診でお世話になっている病院を受診するほうが良いでしょう。
【一口メモ】
病院では、膀胱炎の診断に、問診と尿検査が行われます。問診では、尿の回数や量、痛みの有無、残尿感や不快感の有無、尿の色や濁り、症状がいつから出ているかなどを聞かれます。尿検査では、最初に、簡易試験紙で、尿中のタンパクや、白血球、細胞、潜血の有無などがみられます。細菌性の膀胱炎には、抗生物質での治療がされますが、膀胱炎であっても、症状がなかったり、軽度の場合は、抗生物質の抗体を持つ細菌を作らないために、水分を多めに摂り、排尿をたくさんするなど自然に治癒させることがあります。
しかし、妊娠している場合は、膀胱炎が悪化すると、胎児に悪影響が出るため、症状がなくても、念のために抗生物質を処方します。頻尿や、排尿時の痛み、不快感などには、漢方薬を使うこともあります。漢方薬は、膀胱炎の要因とされる冷え性にも有効な薬ですが、その人の体質や症状によって、効果のある漢方薬は異なりますので、専門医と相談して処方してもらいましょう。
膀胱炎には、細菌を殺すための抗生物質や抗菌剤などが使われます。早い人は薬を飲んでから1日、通常では2~3日くらいで痛みやトイレが近いといった症状は軽減されていきます。ただ、症状はよくなったとしても細菌が生き残っていることがありますので、膀胱炎の程度や年齢、持病などによっては3日から1週間ぐらいは薬の服用を続けるのが基本です。
それと同時に、膀胱炎の治療や予防にも非常に大切なのが日常生活の注意だといえるでしょう。次のような点に注意をするようにしましょう。まずは治療中は刺激物やアルコールは避けるようにします。アルコールや刺激物は、炎症を悪化させてしまいため、膀胱炎の治療中は避けたいものです。そして治療中は、セックスも避けるようにします。セックスは細菌感染の原因ともなるので、治療の間は避けるようにしましょう。
膀胱炎の人の場合は、排尿時の痛みが辛いので、ついつい水分の取り方を控えてしまいがちですよね。しかし、尿がたくさん膀胱にたまればたまるほど痛みもやわらいでいきます。水分を控えるほど痛みは強くなってしまうのです。また、普段から尿をたくさん出すようにすることは、菌を洗い流して膀胱炎を予防するためにも大切なことなのです。一日1.5リットルぐらいの水分を補給することを目安にしておきましょう。
