膀胱炎の治療法についてご紹介したいと思います。膀胱炎は比較的、簡単に治る病気といわれています。病院で処方されている抗生物質を3日~7日間くらい服用すれば1週間程度で症状が改善していきます。大抵は3日くらいで症状が軽くなっていきますが、完全に菌をなくすためには7日間くらいは薬を飲み続けたほうがよいでしょう。
膀胱炎の治療薬は市販もされています。しかし、できるだけ病院を受診したほうがよいでしょう。治療中の注意点としては、安静を保つことや刺激物を摂取しないことなどです。そのほかにも水分を多めにとることが挙げられます。水分を多くとるということは尿を排出する回数を増やしていき、できるだけ早く細菌を体外に追い出す目的があるといわれています。
膀胱炎にならないためには、膀胱炎になる要素を絶っていくことです。具体的にいうと「膀胱に菌を入れない」ことや「膀胱で菌を増やさない」こと、そして「免疫力を低下させない」ことの3点を守ることです。「膀胱に菌を入れない」とは、女性の場合には排便後に前から後ろに拭く生理用ナプキンなどをこまめに替えたり、性交の前に陰部や手指を清潔にするといった点です。そして性交後に排尿するようにしたりしましょう。
男性の膀胱炎についてご紹介します。男性の場合、膀胱炎は女性ほど一般的ではないようです。男性の場合は、まず尿道が感染します。そして、その感染が前立腺から膀胱に広がってしまい膀胱炎が起こります。男性が膀胱炎を繰り返してしまう原因として最も多いのは、前立腺の細菌感染が長期化していたり慢性化している点です。
抗生物質を使ていけば膀胱内にたまった尿中の細菌はすぐに除去することができますが、抗生物質の大半は前立腺の内部にまでは十分に届きません。そのためその部分の感染はなかなか完全には治らないのです。その結果、薬物療法を中止してしまうと前立腺内部に残っていた細菌により、膀胱が再び感染を起こしてしまいがちです。
カテーテルや外科手術で使う器具により膀胱に細菌がもちこまれてしまい膀胱炎が起こることもあります。腎臓結石や前立腺肥大などが原因となり狭窄部位ができて尿流が妨げられてしまうと、細菌を含んでいる尿がその部分に滞留してしまいます。そのうち細菌の数が増えてしまい、閉塞した部位より上部で感染症を起こしやすくなってしまうのです。
男女ともに、膀胱と腸管の間に膀胱小腸瘻といった異常な通路ができてしまうと空気が膀胱に入ってしまうことがあります。そしてガスを発生する細菌が膀胱に入ってしまい増殖することがあります。そのような場合には、気泡が尿に混じる気尿症が生じてしまいます。子宮下垂や膀胱下垂といった構造上の異常があれば排尿時に膀胱を空にする力が低下してしまい膀胱炎を引き起こしやすくなります。
