急性の膀胱炎は、トイレが異常に近くなってしまう頻尿になることがあります。また排尿時に痛みがあったり尿の濁りなどが3大症状だといえます。加えて、排尿後も尿が残っているようでスッキリしないといった残尿感があったりします。時には血尿が出ることもあります。急性の膀胱炎で尿道口から膀胱に侵入した細菌は、膀胱の壁(粘膜)に炎症を起こしてしまいます。
症状がひどくなってしまうと膀胱全体が真っ赤になるほど激しい炎症を起こしてしまい、出血することもあります。この出血が血尿の原因となるわけです。尿の濁りは、肉眼ではあまりよくわかりませんが、尿の中に白血球などが混じってしまうためです。排尿時の痛みは、膀胱の粘膜が炎症のために刺激されることが原因となります。多くの場合は、排尿が終わる時にツンとした焼けつくような、また突き上げられるような痛みがあります。
これは、膀胱が空になった時に、粘膜の炎症を起こした部分がくっついてしまい刺激されるためのようです。また、炎症が膀胱から尿道全体に及ぶようになってしまうと排尿を始める時にも痛みが出てしまいます。このような排尿時の痛みはかなり辛いものだといえます。そしてトイレが近くなったり、排尿後もスッキリしないというのも、炎症のためなのです。
膀胱炎には、細菌を殺すための抗生物質や抗菌剤などが使われます。早い人は薬を飲んでから1日、通常では2~3日くらいで痛みやトイレが近いといった症状は軽減されていきます。ただ、症状はよくなったとしても細菌が生き残っていることがありますので、膀胱炎の程度や年齢、持病などによっては3日から1週間ぐらいは薬の服用を続けるのが基本です。
それと同時に、膀胱炎の治療や予防にも非常に大切なのが日常生活の注意だといえるでしょう。次のような点に注意をするようにしましょう。まずは治療中は刺激物やアルコールは避けるようにします。アルコールや刺激物は、炎症を悪化させてしまいため、膀胱炎の治療中は避けたいものです。そして治療中は、セックスも避けるようにします。セックスは細菌感染の原因ともなるので、治療の間は避けるようにしましょう。
膀胱炎の人の場合は、排尿時の痛みが辛いので、ついつい水分の取り方を控えてしまいがちですよね。しかし、尿がたくさん膀胱にたまればたまるほど痛みもやわらいでいきます。水分を控えるほど痛みは強くなってしまうのです。また、普段から尿をたくさん出すようにすることは、菌を洗い流して膀胱炎を予防するためにも大切なことなのです。一日1.5リットルぐらいの水分を補給することを目安にしておきましょう。
