膀胱炎の治療方法は、原因や膀胱炎の種類、程度によって異なります。軽度の膀胱炎の場合は、病院で診察を受けても、自然治癒で治していくことがあります。排尿は、膀胱内に溜まった細菌を外に洗い流す役目があります。尿をたくさん作るために、多めに水分を摂り、排尿を促します。
膀胱炎になると、排尿時や膀胱に尿が溜まると痛みがあるために、水分を摂ることを嫌がってしまう人がいますが、膀胱内の細菌を排出するためにも、水分を多めに摂り、尿を作ってどんどん排尿するようにしましょう。また、規則正しい生活を心がけ、身体を休め、栄養をしっかり摂り、免疫力を高めることも大切です。身体の免疫を高めることで、膀胱内に残った細菌に抵抗力が付き、感染を防ぐことが可能です。
急性膀胱炎や一部の慢性膀胱炎などの細菌が原因の膀胱炎の場合、抗生物質や抗菌剤の投与が主な治療方法です。急性膀胱炎は大腸菌が原因とされているので、大腸菌に有効なニューキノロン系やセフェム系の内服薬が処方されることが多いようです。急性膀胱炎の場合、内服薬は4~5日分処方され、飲み始めて1~2日で症状は落ち着き、1週間程で治ります。慢性膀胱炎は、急性膀胱炎よりも治療は長引きます。また、抗生物質や抗菌剤の内服を続けていても症状が改善されないことがあります。慢性膀胱炎では原因となる基礎疾患がある場合があり、基礎疾患の治療も考慮する必要があるからです。
間質性膀胱炎は、はっきりとした原因はわかっていませんが、いくつかの治療方法があり、ひとつは、水圧拡張療法です。これは、麻酔をして、膀胱に生理食塩水を注入し、炎症により萎縮した膀胱を機械的に伸ばします。50%の症状改善が見られますが、永久的なものではなく、12ヶ月以内で症状がでてくることがあります。他にも、内服薬を処方したり、症状が改善されない場合は、膀胱内に直接薬を注入する方法などがあります。最終的には膀胱を除去したり、人口膀胱を作る外科的治療となることもあります。膀胱炎を繰り返さないためにも、予防と共に、治療も大切です。内服薬などは、症状が改善されたからといって、自己判断で止めず、処方された分はしっかり飲みきりましょう。
膀胱炎には、細菌を殺すための抗生物質や抗菌剤などが使われます。早い人は薬を飲んでから1日、通常では2~3日くらいで痛みやトイレが近いといった症状は軽減されていきます。ただ、症状はよくなったとしても細菌が生き残っていることがありますので、膀胱炎の程度や年齢、持病などによっては3日から1週間ぐらいは薬の服用を続けるのが基本です。
それと同時に、膀胱炎の治療や予防にも非常に大切なのが日常生活の注意だといえるでしょう。次のような点に注意をするようにしましょう。まずは治療中は刺激物やアルコールは避けるようにします。アルコールや刺激物は、炎症を悪化させてしまいため、膀胱炎の治療中は避けたいものです。そして治療中は、セックスも避けるようにします。セックスは細菌感染の原因ともなるので、治療の間は避けるようにしましょう。
膀胱炎の人の場合は、排尿時の痛みが辛いので、ついつい水分の取り方を控えてしまいがちですよね。しかし、尿がたくさん膀胱にたまればたまるほど痛みもやわらいでいきます。水分を控えるほど痛みは強くなってしまうのです。また、普段から尿をたくさん出すようにすることは、菌を洗い流して膀胱炎を予防するためにも大切なことなのです。一日1.5リットルぐらいの水分を補給することを目安にしておきましょう。
