慢性膀胱炎

慢性膀胱炎

膀胱炎には、大きく分けて、急性膀胱炎と慢性膀胱炎があります。急性膀胱炎は、つよい症状が現れるのに対し、慢性膀胱炎は、症状は軽く、治療に時間がかかります。初めから慢性的な症状の場合と、急性から慢性になってしまう場合があるようです。また、慢性膀胱炎の場合、基礎疾患がある慢性複雑性膀胱炎というものがあります。

 

慢性複雑性膀胱炎は、何らかの基礎疾患が原因となり、細菌が膀胱内に侵入・繁殖し、膀胱粘膜に炎症を起こします。症状は、急性膀胱炎とほとんど同じですが、軽い症状で、自覚症状がない場合もあります。トイレの回数が多い頻尿や、排尿時の軽い痛み、排尿してもすっきりせず、残尿感があるなどの症状が現れます。原因となる基礎疾患には、前立腺肥大症や膀胱結石、尿路結石、糖尿病、腫瘍などがみられます。例えば、膀胱結石である場合、膀胱内に結石があり、結石には細菌がいるため、膀胱内の細菌の繁殖・感染が長く続きます。

 

慢性複雑性膀胱炎は、細菌性でしたが、非細菌性の慢性膀胱炎もあります。非細菌性慢性膀胱炎は、原因となる基礎疾患や病原菌が特定できないが、頻尿や残尿感、濁った尿、軽い痛みなどの慢性膀胱炎の症状がみられる膀胱炎です。

 

慢性膀胱炎の治療は、細菌性の場合、急性膀胱炎と同様に、抗菌剤や抗生物質を投与します。急性膀胱炎の場合は、1〜2週間で症状は改善しますが、慢性膀胱炎の治療は、長期的になります。しかし、基礎疾患がある場合、大元の原因である基礎疾患の治療を行わないと、根本的な治療にはなりません。急性膀胱炎を発症した人が、発症、治療を繰り返していると、慢性膀胱炎かな?と思われがちですが、単に、急性膀胱炎を繰り返し起こしているだけということもあります。しかし、急性膀胱炎を繰り返しているうちに、慢性的に変わってくることもありますので、1回1回しっかりと治療していくことが大切です。